エッグドナーをする条件とメリットデメリット

エッグドナーをする条件とメリットデメリット

エッグドナーとは子供が欲しくてもできない夫婦などに、卵子を提供する行為のことです。
不妊治療には体外受精や人工授精などの方法があるのですが、自分自身の卵子を使用しても遺伝的な体質や病気などにより妊娠に至らないことがあります。

そのような場合にはドナーから提供された卵子を使用して、受精後に子宮に戻すことにより、妊娠や出産が可能になるのです。

日本国内では卵子提供に関する法律が未整備となっているため、今の段階においてはエッグドナーによる妊娠の事例は限られています。

実際にエッグドナーになるためには卵子提供が合法的に行われている国に足を運んで、現地で採卵を行うことが一般的です。

希望者は専用のエージェントに連絡をしてカウンセリングの後に登録となります。
健康で若い卵子であることが必須なため、条件はそこそこ厳しくなっています。

期間は半月~1ヶ月ほど長期になりますが、条件も厳しく期間も長いため高額となっています。

所要時間 半月~1ヶ月
目安日給 50万円~
必要な資格 条件に合格した女性
勤務地 主に海外

エッグドナーになる条件例

エッグドナーを希望する場合にはエージェントを利用しますが、年齢などの様々な条件をクリアする必要がありますので、詳しくはエージェントに問い合わせて確認する必要があります。

以下はJ babyというエージェントで募集されている条件です。

・20歳から30歳までの健康な女性
・ボランティアのプログラムを最後まで責任を持って行える誠実な方
・喫煙されない方。(過去に喫煙されていた場合、登録時に喫煙されている必要があります)
・性病を含む感染症・遺伝疾患を持たない方
・薬物・アルコール等の依存症でない方
・精神安定剤の服用をしていない方
・医療検診等でクリニックへの通院が可能な方
・ロサンゼルス以外にお住まいの方は10日前後の渡航が可能な方

エッグドナーのメリットデメリット

メリット
エッグドナーで卵子を提供するメリットとしては、海外に行けることや高額な謝礼がもらえることなどがあげられます。
エッグドナーとしてエージェントに登録すると、まずは資料の提出や面接などによる審査が行われ、これに合格すると実際に海外に渡航して採卵を行うことになるのです。
多くの場合には渡航費の全部または一部がエージェントから支給されますし、現地滞在中には自由時間が与えられ、自由に現地の観光などを楽しむことができます。
さらに卵子を提供した場合には、高額な謝礼が支払われることになります。

金額はエージェントにより異なりますが、50万円を超える謝礼が支払われる場合などもあるようです。
海外旅行を楽しみながら謝礼がもらえることは、エッグドナーの大きなメリットだといえるでしょう。ちなみに海外渡航先については、アメリカやタイなどが多くなっています。

デメリット
デメリットは、まずは健康への影響があげられます。
卵子を提供することそのものに危険はありませんが、一部には設備が不十分な病院や技術を持たない医師などにより採卵が行われる場合などがありますので、エッグドナーとなることを希望する場合には信頼できるエージェントを慎重に選択することが必要になります。
また、慣れない海外に出かけて採卵を行うことについては、メリットよりも不安を感じる人なども多いようです。

その他には提供した卵子から生まれた子供に関する、倫理的な問題があげられます。
一部には母親が誰なのかという問題が生じる場合や、生まれた子供本人が悩む場合などもあるようです。

また、男性はエッグドナーにはなれないことや、また高齢の女性はエッグドナーになれないことなども、デメリットのひとつだといえるでしょう。

エッグドナーに応募できるエージェント

LA Baby

LA Baby米国ロサンゼルスに拠点を置く卵子提供・代理出産エージェンシー。ロサンゼルスの最先端医療にて卵子提供を行っています。謝礼金は6,000ドル以上となっています。
LA Baby

CROD

CROD米国カリフォルニア州登記の卵子ドナー登録機関です。日本人ドナーの受入実績は20年以上と信頼の高いクリニックです。謝礼金は7,000ドル以上となっています。
CROD