フリマアプリが普及し、誰でも手軽に商品の売買ができる時代になりました。
中でも、楽天が運営する大手フリマアプリのラクマは、利用者が年々増加傾向にあります。
CMでも目にする機会が増えたことで、実際に利用はしていなくても『ラクマ』を知っていると言う人は多いほどです。
最近では、ちょっとした隙間時間でラクマを利用し、副収入を得ている人も少なくはありません。
そこで今回は、ラクマで副業をするための売れるコツをご紹介いたします!
目次
ラクマで副業するメリット
副業と言えば、本業とは別で稼ぐということになるため「時間がない」「手間がかかる」などマイナスイメージも持たれやすく、「そもそも会社が副業NG」というケースも珍しくありませんでした。
しかし2018年1月、厚生労働省が『働き方改革実行計画』として副業・兼業促進に関するガイドラインを発表したことにより、大手企業からベンチャー企業まで副業をOKとする動きが活発化しているようです。
参考資料:副業・兼業の促進に関するガイドライン
副業を始める人の中には、近年利用者が急増しているラクマを使った副業を行っている人もいますが、ラクマで副業するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
専門的な知識が不要
仮想通貨やFX投資などのスマホを利用したオンライン投資、アフィリエイト、クラウドソーシングによる外注など、実にさまざまな業種がありますが、手元の商品をラクマに出品するだけであれば、特に専門的な知識が必要となることはありません。
副業初心者さんや販売に関する専門知識がない人でも、簡単に商品の出品から発送まで行えるのも、ラクマで副業するひとつのメリットと言えます。
時間と手間がかからない
ラクマはスマホ片手に、早ければ約3分で商品を出品することが可能です。
そのため、本業やプライベートのちょっとした空き時間で商品を売ることが出来てしまいます。
時間と手間をかけずにできて売れた分の利益を得られるラクマは、多忙な中でも副業を考えている人にとったら大きな利点ですね。
初期投資が不要
ラクマを利用するのに登録料や月額利用料は一切発生しません。
ハンドメイド商品をラクマで販売する場合には、商品を作る材料費などの初期費用は必要となりますが、手元の不要となった商品を出品するだけであれば、基本的には初期費用なしで始められます。
もちろん敢えて在庫を抱える必要もないので、ちょっとした副収入としてラクマは気軽に利用することができます。
ラクマでの出品方法
ラクマはスマートフォンさえあれば、片手3分ほどで簡単に商品を出品することができます。難しい設定や操作は特にありませんので初心者さんにもオススメです。
出品までの流れは大きく分けてたったの3つだけ。それでは、順を追って出品までの流れを見ていきましょう。
商品写真の撮影
ラクマに商品を出品するには、商品写真が最低1枚は必要です。
スマホ端末のアルバムから選択することも、出品時にカメラで撮影して載せることも可能です。
最大で4枚まで写真を掲載することができるので、商品状態がよく分かるように、数枚撮って掲載しておくのがオススメ。
ボヤけたりブレたりしないように、出来る限りキレイな画質の写真を用意しましょう。
商品名と商品説明
続いて、商品名と商品説明の設定をします。
特に商品説明には、どのような商品なのか、どのような状態なのか、不備な点はあるのか、色・サイズ・大きさなど、写真だけでは分からない商品詳細を可能な限り記載します。
各種設定事項
商品写真、商品名、商品説明まで終わったら、次は配送や価格の設定です。
以下項目は入力、またはプルダウンより選択し設定していきます。
商品情報 | 商品のカテゴリ、ブランド、状態 |
---|---|
配送 | 配送料の負担、配送方法、発送日目安、発送元地域 |
購入申請設定 | 購入者による購入意思を示す機能 |
価格 | 商品価格の設定 |
ここまで設定が終わると後は内容を確認し、出品するだけとなります。
販売する際に掛かる手数料
ラクマを利用する上で手数料が発生する項目があります。
- 販売手数料
- 振込手数料
- 支払手数料
その他、アプリダウンロード、登録料、月額手数料、出品手数料はすべて無料です。
販売手数料は3.5%
商品を出品するだけであれば手数料は不要です。
しかし、出品した商品が売れた際には『販売手数料』が発生します。この販売手数料は、販売価格の3.5%発生し、販売価格から差し引かれる仕組みとなっています。
例えば、1,000円の商品を出品し売れた場合、1,000円の3.5%に当たる35円が販売手数料として差し引かれるので、実質の利益は965円となります。
ちなみに、同じく大手フリマアプリのメルカリでは、販売手数料が10%発生するので、販売手数料だけで見ると、ラクマはかなり安い手数料で済むことになります。
振込手数料は210円
ラクマで得た利益は「売上金」として蓄積されていきます。売上金を現金化するには振込申請する必要があるのですが、この時に1点注意しておきたいのは『振込手数料』の存在です。
振込申請1件につき、振込手数料が210円発生します。
例えば振込申請額が9,000円だったら、210円の振込手数料が差し引かれて8,790円の入金額となるわけです。これは振込申請金額に関係なく発生してしまいます。
その為、楽天銀行の口座を持っている人は、10,000円以上の売上金が貯まるのを待ってから申請するのがオススメです。
支払手数料は一部の決済方法除いて100円
商品の購入時の支払い方法によって、購入者側に手数料が発生することもあります。
ラクマの支払い方法は、以下の10項目から選択することが可能です。
- コンビニ
- 銀行ATM、郵便局
- クレジットカード ★
- 楽天ペイ ★
- auかんたん決済
- d払い(ドコモ)
- ソフトバンクまとめて支払
- LINE Pay ★
- Paidy ★
- ラクマポイント(売上金払い) ★
この中で★印の付いた5項目は支払手数料が無料となり、その他は100円の支払手数料が発生します。
ラクマで売るコツ
ラクマに商品を出品したら必ず売れるかと言えば、そうとも限りません。出品してすぐに売れてしまうこともあれば、いつまで経っても売れずに残ってしまう商品もあります。
出品するからには売れて欲しいと思うのは皆同じです。
では、少しでも売れる確率を高める出品方法として、注意しておきたいコツはどんなことがあるのかということですが、以下3点を意識して出品してみてください。
キレイな商品写真
そもそも、商品写真が鮮明で状態が良く伝わるような写真でなければ、クリックして商品詳細すら見てもらえません。
ブレていたり、ボヤけていたり、いろいろな物と一緒に写っているようなごちゃごちゃした商品写真だと分かりにくいです。
出品したい商品のみを、ピントを合わせてキレイに撮影しましょう。
パソコンで見るのと違いスマホから見ると、ファーストビューでは商品写真しか見ることが出来ません。そのため、売れる商品を出品したいのであれば、商品写真は非常に重要となります。
また、ブランド名がある商品の場合、商品を出品する際の「商品情報>ブランド」の部分に、必ずブランド名も入れるようにしましょう。
ブランド名の入力は任意ですが、ブランド名が入力されていると、ファーストビューの商品写真に販売価格と共にブランド名も表示されます。
商品を探すユーザーにより分かりやすいので、ブランド名の入力はすることをオススメします。
商品のセールスポイント
商品名や商品情報に「買いたい!」と思わせるセールスポイントを散りばめることで、ユーザーの購買意欲を掻き立てましょう。
例えば「新品未開封」であることをアピールしたり、定価よりも「安い」アピールなどを説明文に記載するのもひとつです。
また、どうしてその商品を出品するのか経緯があればその点を記載しておくのもオススメです。
新品ではないけれど、
「1回着用のみでサイズアウトしてしまったため美品」
「類似商品が当選した(または頂いた)ため」
など、出品理由があればその点も記載しておくとユーザーに安心感を持ってもらえます。
交渉には可能な限り応じてあげる
フリマアプリで商品を出品しているとよくあるのが「値下げ交渉」です。
値下げ交渉とは、出品価格の値下げのこと。
フリーマーケットではよくある事ですが、ラクマなどのフリマアプリでも
「●●円に値下げできませんか?」
という値下げ交渉はよくあります。
この交渉で「できません」と答えると購入を諦めされてしまうことが多いです。
ラクマでよく売れるジャンルのアイテム
ラクマでは実際にアプリを利用しているユーザーを対象にアンケート調査を行っています。
2018年6月に発表された「年代別消費者行動調査」によると、
- 10代ユーザーは、1位「ファッション」、2位「エンタメ」、3位「コスメ」
- 20~30代ユーザーは、1位「ファッション」、2位「小物」、3位「コスメ」
- 40~50代ユーザーは、1位「小物」、2位「ファッション」、3位「コスメ」
をよく購入するという結果が出ています。
参考資料:https://lab.fril.jp/post-1810
ファッション
上記の「年代別消費者行動調査」から見ても分かるように、幅広い世代で「ファッション」は最も売れるジャンルのアイテムであることが分かります。
ファッションの中でも、レディースファッションとベビー&キッズファッションは特に出品数も多ければ売れる確率も高くなるジャンルです。
出品する時の季節に合わせたファッションアイテムを出品したり、未使用、もしくは数回しか着用していない美品であればあるほど売れる傾向にありますが、一番人気のジャンルだからこそ出品されているファッションアイテムは多いので、その中から買ってもらうにはやはり、他の出品アイテムとは差が付くような商品写真と商品説明文が重要となります。
コスメ
ラクマの利用ユーザーは圧倒的に女性が多いと言われています。
そのため、レディースファッションが人気ジャンルであると同じく、コスメや美容に関するアイテムも人気ジャンルのひとつとなっています。
スキンケアアイテム、メイクアップアイテム、ネイルなどのコスメ類の場合、使いかけでも売れてしまう程、女性ユーザーに求められています。
実際に使用して肌に合わなかった化粧品や、ショップでサンプルとしてもらった化粧品、使用する機会を失った未開封の化粧品などが多く出品されているのです。
ただし、使用済みの物を出品する際には、どの程度使用した物であるのか、残量はどれほどなのかなどを、最低限のマナーとしてきちんと商品説明にて記載するようにしましょう。
ラクマで高く売れるジャンルのアイテム
ラクマ内で売られている商品は、安価でお手軽な商品だけではありません。中には高価な販売価格で売られている商品も数多くあります。
「こんな物まで?!」と、意外な物まで高く販売されていることもありますが、特に高く売れるアイテムにはどんなものがあるのでしょうか。その一部をご紹介いたします。
ブランド小物
ブランドバッグは実際にラクマ内でも高価な価格で取引されています。
出品価格は高価とは言え、ショップで購入するよりもラクマで購入した方が個人間の取引ということもあり価格は断然お得。
新品美品であれば、それなりに高価な価格で出品しても売れてしまいます。
ラクマの利用ユーザーに女性が多い点を踏まえれば、ブランド物を出品するならブランド腕時計よりはブランドバックの方がうれやすい売れ筋アイテム。
ラクマ内の「レディースの人気ブランドランキング」を見ても、ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)、シャネル(CHANEL)、コーチ(COACH)、グッチ(GUCCI)などの王道どころはやはり人気のようです。
プレミア商品
プレミア化する商品の場合、多少古くても高価な価格で売れるのがプレミア商品です。
特にフィギュアやおもちゃ、カードや切手など、コレクターにとっては喉から手が出る程欲しいプレミアアイテムは、販売価格が高くても買ってもらいやすいです。
日々探しているコレクターは多くいるので、出品してから購入されるまでの時間も比較的早いことも珍しくありません。
フィギュアやおもちゃの場合、箱ありか箱なしかによっても販売価格に差が出るケースもあります。
まとめ
ラクマは、スマホさえあれば誰でも簡単に売りたい商品を出品できる便利なフリマアプリです。
キレイな写真を使用するなど、最低限のポイントを抑えて出品すれば、きっと買い手は見つかります。
自宅で眠っているアイテム、まだ使えるけど必要なくなったアイテムなどがあれば、そのまま捨ててしまわずに一度ラクマに出品してお金に変えてみてはいかがでしょうか?
ちょっとした時間でちょっとしたお小遣い稼ぎがラクマではできてしまいます。