ペットシッターは、飼い主の依頼を受けてペットの世話をする仕事で、その内容にはバリエーションがあります。
犬の散歩を30分だけすることも、飼い主が海外旅行に行っている2週間のあいだヘビの世話をすることも、毎週金魚の水槽の水を交換することも業務内容です。
犬を散歩させるだけなら資格は不要ですが、ペットシッターやトリマーの資格があればプロとして活躍することも可能です。
混同されやすい職業としては、ドッグトレーナーがあります。
ドッグトレーナーは、食事や散歩、トイレなどの場面における適切なしつけを犬にする職業です。
提供するサービスがお世話かトレーニングかという点でペットシッターとドッグトレーナーには違いがあります。
しかし犬を専門としているペットシッターの中には、ドッグトレーナーとしての肩書をもって活動している人もいます。
仲介サイトに登録し、条件に合った飼い主から依頼が来ることで副業することができます。
報酬相場 | 1件2,000~3,000円 |
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所要時間 | 依頼によって異なる |
必要な資格 | ペットシッター・トリマーなどがあると信頼度もアップ |
行うこと | ペットの面倒を見る |
副業でペットシッターの仕事をするメリットデメリット
仕事を依頼する人たちは、ペットについての悩みを抱えています。
たとえばケガをしてしまって愛犬の散歩ができないことや、仕事のスケジュール調整が難しくて定時に猫に食事を与えられないことなどです。
愛するペットの世話ができないことに強いもどかしさを感じている人ほど、助けてくれたペットシッターに感謝の念を抱きます。
多くのペットシッターは、この点にやりがいを感じているものです。
2つめの利点はペットによる癒し効果です。
本業の職場で人間関係にストレスを感じている人ほど、この利点は大きく出るでしょう。
ギスギスした人間関係の根底には、人間の打算や嫉妬があります。それから自分の身を守り、業務を遂行するには常に頭を働かさねばならず疲れます。
ところが、動物は人間とは違って計算高い部分が少なく、ずっと純粋です。
面倒くさい計算は必要なく、ピュアな動物と向き合って一生懸命にお世話をするのです。この点に癒しを感じる人は少なくありません。
1つめの短所は体力の消耗が激しいことです。よくある依頼としては、犬の散歩や餌やり、水槽の水交換が挙げられます。
どれも体を動かしますし、力仕事も含まれています。
普段はオフィスワークだから副業では体を動かすもの、という考えて手をペットシッターを始めてしまうと、体を休める時間がなくて病気になってしまうかもしれません。
自分の体力をよく考えてから決断することが求められます。
2つめのデメリットは開業に資格が必要なことです。アルバイトやパートの形でペットシッターとして働くのに資格は必要ありません。
しかし高収入を期待して、売上を自分のものにするべく開業する場合には資格が欠かせません。
必要なのは第一種動物取扱業の保管種別です。都道府県知事あるいは政令指定都市の長の登録が要求されます。