「株を買ってみたいけどどの株を買っていいのかわからない」
「株式投資をしてみたいけど初心者なので不安」
という投資初心者の人におすすめなのが投資信託。
投資信託はファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家にお金を預けて、自分の代わりに株や債券などの運用を任せる投資です。
通常の自分で行う株式投資とは違い、どの株を買うかはプロが判断してくれるため、自分で株を選ぶ必要はありません。
ファンドマネージャーの投資が成功した場合、投資者は投資した金額に応じて利益を得られます。
プロが運用するとは言え、株の動きを完璧に読むことは不可能なので100%成功するものではありません。
購入した株価が下がり、損失を出してしまう可能性もあるため、そこは理解しておきましょう。
投資信託は株の勉強ができる機会でもあります。
まずは勉強や経験を積むために投資信託を利用し、後々は自分で投資が行えるようにしていきましょう。
また、近年はファンドマネージャーではなくロボットにお金を預けるロボット投資を行う人も増えています。
必要なもの | 投資資金 |
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必要なスキル | 特になし |
行うこと | ファンドマネージャーに委託する |
収入 | 値上がり益 |
目次
副業で投資信託を行うメリットデメリット
まず1万円程度の少額の投資から始められ、リスク分散が可能というメリットを挙げることができます。
株などは株価の上がり下がりに常に注目しておかないと損をしてしまうことがありますが、投資信託であれば情報収集や投資判断をプロに任せられます。
これにより投資判断などに時間が割かれませんから、本業に集中することができ、仕事へのエネルギーを圧迫しません。
また、投資対象が国内外の株式・債権・不動産など幅広いため、大きなリターンが得られる可能性が広がります。
運用状況などは報告書や週次・月次のレポートで知ることができますから、時間があるときにそれらの運用情報で次の投資計画をじっくり練ることも可能です。
自分で株を購入したら1日単位で一喜一憂しますが、投資信託はこれがほとんどなく、次の入念な投資計画を立てることができますので、副業としてピッタリな投資と言えます。
それから運用は投資信託会社の腕次第の部分があり、実際に投資している人の意思が反映されにくい点もデメリットと言えるでしょう。
元本も保証がなく、購入時や解約するときにも手数料がかかるマイナス面もあります。
そして投資信託の一番のデメリットは運用や管理費と言われる信託報酬がかかる点でしょう。
なるべくこれらのコストがかからない商品を選ぶことが重要ですが、これは長期保有が前提ですので、すぐにリターンが見込めないこともデメリットです。
やはりサラリーマンが副業で行なうのですから、すぐに結果が出る株やFXに比べると投資に見合わないと感じる人もいると思われます。
しかし投資信託は分散投資ができる商品で、大きなマイナスが出ないことも魅力ですから、副業として行うには良い商品であると言えます。
副業で投資信託を行っている人の口コミ
投資信託の選び方
投資信託を選ぶ際はまず投資対象資産を決めます。
ある程度任せることができるのが投資信託ではありますが、株式なのか不動産なのか、何に対して投資を行うのかは自身で決めなければいけません。
そして投資対象資産が決まったら以下のようなことを注意して選んでいきましょう。
- 分配の回数
- インデックスファンドかアクティブファンドか
- 手数料の確認
- リターン
- 純資産総額の大きさ
分配の回数
投資信託選びにおけるポイントの基本は、いわゆる分配金の回数にあります。
分配金は株式の配当金に相当するもので、端的に言えば利益です。
この回数は投資信託のファンドや銘柄によって違いますから、比較検討の際にチェックしておくことが必要です。
分配は通常、予め決算を行う月が決められていて、それに基づき支払われる形となっています。
支払いを設定しないファンドや、利益に関係なく毎月支払うファンドもあるので、そのあたりが確認事項です。
頻繁に分配を行う投資信託は、お小遣いや生活費を充実させたい人に最適です。
季節ごとに年数回の旅行をしたり、旬のグルメを味わいたい場合にも向いています。
一方、分配なしで再投資を行う投資信託だと、結婚資金や住宅購入費など、まとまった資金を必要とする時に役立ちます。
教育資金を増やしたり、あるいは独立や企業の資金が欲しいなど、様々なニーズに対応するので、分配の回数や受け取る目的が選定の決め手となり得ます。
インデックスファンドかアクティブファンドか
投資信託には、主にインデックスファンドとアクティブファンドの2つがあります。
インデックスファンド |
指数と同じ値動きを運用目的として、信託報酬を比較的低く抑えているのが特徴です。 更に、市場全体に対して低コストで投資できたり、指数に関する情報を得やすい点もメリットです。 |
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アクティブファンド |
それぞれ独自にテーマを設定したり、選別した銘柄に投資を行う傾向です。 名前のように積極性が見られたり、拘りをもって投資を行う姿勢ですから、目的があえばこの上なく頼れる存在が見つかります。 |
しかし、保有コストにあたる信託報酬は高く、ファンド選びも一筋縄ではいかないのがネックです。
良い結果が得られるか否かは、選ぶ人によるところが大きいので、積極的にファンドを比較検討して選びたい人に適しています。
指数以上の運用に期待することも夢ではなくなりますから、安定かリターンの期待値で、いずれかを決めることとなるでしょう。
手数料の確認
当然ですが、投資信託は投資をプロに任せる以上、手数料が発生するものです。
手数料はコストに直結しますから、ファンドを決める前に良く目を通しておきましょう。
購入時手数料は、文字通り購入の際に支払うコストのことで、申し込み価額に対する%分の費用が発生します。
換金時に支払いを求めるファンドもありますが、このタイプは比較的少数派です。
信託報酬にあたる運用管理費用は、信託している財産から間接的に支払われる形となっています。
保有額と年率でコストの金額が決まりますから、やはり事前に確認しておくことが大切です。
監査報酬も運用管理費用と同様に、銘柄を保有している間に負担するものです。
監査法人の監査を受けるための費用ですから、必要不可欠な手数料だといえるでしょう。
売買委託手数料は銘柄の売買時に支払うものですが、運用時に発生する性質上、前もっていくらになるか提示することは不可能です。
換金時に発生する信託財産留保額も、無視することのできないコストの1つです。
厳密には手数料ではありませんが、投資信託の購入か解約時に徴収されます。
リターン
投資のリターンは誰もが期待するものですが、これはリスクと表裏一体の関係にあります。
大きなリターンとはつまり、大きく勝負をして結果が出た時に発生するものですから、リスクを支払わないファンドは期待値も低いわけです。
リスクなしで分配に期待できるケースは稀なので、投資信託を選ぶ際は、リスクとのバランスに目を向けることをおすすめします。
ハイリスク・ハイリターンは、失うものを覚悟して勝負を仕掛ける投資方法です。
成功すれば分配は当然膨らみますが、失敗した時に発生する損失も大きくなります。
ローリスク・ローリターンだと、損のリスクが小さい代わりに分配にも期待できないので、これだと投資の意味はあまりないです。
ローリスク・ハイリターンは理想的ですが、実際にそのような都合の良い投資方法は殆どないでしょう。
投資信託は、ハイリスク・ハイリターンの株式や、ローリスク・ローリターンの預貯金の間に位置します。
この中で株式寄りにリスクを取るか、預貯金のようにリスクを抑えることになります。
純資産総額の大きさ
投資信託の選択においては、純資産総額の大きさがファンド選定の大切な基準です。
純資産総額はその名の通り、ファンドが保有する資産の金額を表すものです。
これは、資金の流入があれば純粋に増えて、逆に流出が起これば減ることになります。
単純に金額の大小でファンドの良し悪しが決まるわけではないものの、頻繁に大きく変動したり、低くしている場合は要注意です。
総口数を純資産総額で割ると1口あたりの基準価額が出せるので、価額の妥当性を算出するのに使えます。
言い換えれば、この数字はファンドの大きさを意味するものですから、大きければ大きいほど規模が大きく、信頼できると考えられます。
純資産総額の大小は投資の大きさで決まりますし、支持する投資家が少なければ数字は小さくなります。
投資家の増加は運用成績に左右されますから、純資産総額が増えているファンドは、それだけ運用成績が良いともいえます。
勿論、これだけで判断するのは早計ですが、判断基準の1つとして役に立つのは間違いないです。