ヤフオクで副業!出品方法や売れるコツとは?

ヤフオク

今の様にフリマアプリが普及する以前から提供されていたヤフオク。
Yahoo!Japanが1999年より提供開始しているこのサービスは、ネット上で行えるオークションサービスとして多くの人に利用されています。

メルカリやラクマといったフリマアプリとはまた出品する形式が違うため、場合によっては使い分けが必要です。
ヤフオクを上手に利用するためにも出品方法や売れるコツなどを予め知っておくことが大切です。

ヤフオクで副業するメリット

ネット上で行えるヤフオクを利用しての副業には、場所を問わずに行えたり、在庫が不要だったりとメリットがいくつかあります。

もちろん、商品の出品は隙間時間で行えますので、本業で忙しい人でも、出品すること自体にそれほど手間がかかることもありません。

場所と在庫の確保が不要

ヤフオクはネット上で行えるオークションなので、利用するにあたり改めて場所を確保する必要がありません。

そのため、ネット環境が整っていればパソコンからでもスマホからでも出品が可能なので、自宅で行うことも、カフェで行うこともできるのです。

さらに、面倒な商品の仕入れや在庫を抱える必要もなく、手元の売りたい品物を出品するだけで済みます。

希望落札価格を上回る場合がある

「オークション」なので、出品した商品を購入したい人達が競り合いをし、開催時間内に最高金額を提示した人が「落札者」として購入できます。

出品時にオークションの「開始価格」を設定しますが、購入希望が殺到するような人気商品の場合、競い合う人達により開始金額が膨れ上がり、結果、出品者の希望していた落札価格よりも高額で取引となるケースがあるのもオークションならではです。

また、ヤフオクでは「即決価格」も同時に設定し出品することが可能です。
即決価格を設定することで、確実に購入したい人に買ってもらえる可能性が高まります。

ヤフオクの出品方法

今までヤフオクにて商品を出品するには「Yahoo!プレミアム会員の登録」が必須とされていましたが、2018年11月12日より、Yahoo!プレミアム会員登録不要で利用できるようになりました。

それに伴い、今まで出品できなかった人も出品できるようになったため、利用者の幅も広がったヤフオク。

手順を追えばヤフオク初心者さんでも簡単に出品が可能です。

商品画像を設定する


1つの商品を出品する際、最大で10枚まで商品画像を掲載することが可能です。

商品画像を1枚で済まさず、正面、裏側、斜め角度、商品の上や下など、商品の状態が分かるようにさまざまな角度からの画像を用意して掲載するようにしましょう。

商品に傷や汚れなどがある場合は、その部分の拡大写真なども掲載すると、取引後のトラブルを回避できます。

商品情報の設定をする

ヤフオクの商品情報を登録
商品名の入力、商品カテゴリの選択、商品状態の選択、商品説明の入力を行います。

商品名は最大65文字まで入力可能なので、商品名だけではなく、ブランド名やサイズ、色、新品や中古などの商品状態まで入力するのがオススメです。

商品カテゴリと商品状態については、プルダウンから選択することで設定できるので、出品商品に一番近い項目を選択しましょう。

商品説明欄には、どのような商品なのか詳しい説明を入力します。

商品の状態は新品なのか中古なのか、中古なら使用頻度はどの程度なのか、傷や汚れはあるのかなど、商品画像だけでは伝わりきれない詳細を入力しましょう。

入札者へのお願いや注意点などもあれば記載することもできます。

商品発送・商品価格を設定する

発送元の地域選択、送料負担の選択、発送方法の選択、発送までの日数選択を項目の中から選んで設定します。

開始価格、即決価格、商品掲載期間を設定します。

ここまで終わったら最終確認し、出品すれば完了です。

ヤフオクの手数料

ヤフオクを利用するにあたり、商品を出品するだけであれば実質無料で利用可能なのですが、商品が落札されると下記の点でそれぞれ手数料が発生します。

  1. 落札システム利用料
  2. 有料オプション
  3. 配送サービス利用料
  4. 月額利用料

落札システム利用料

商品が落札された際に、落札額に対して利用料が差し引かれます。

ちなみにこの落札システム利用料は「Yahoo!プレミアム会員」として利用の場合、落札価格の8.64%
「Yahoo!プレミアム会員」の登録なしで利用の場合、落札価格の10%が発生します。

例えば、1,000円で商品が落札された時には、会員は86円、非会員は100円の落札システム利用料が差し引かれるという計算になるのです。

有料オプションの利用

ヤフオクでは、商品を出品する際に取引を有効に進めるために利用できる「オプション」が用意されています。

最低落札価格 108.00円(税込)/ 1個あたり
注目のオークション 21.60円(税込)以上 / 1出品1日あたり
太字テキスト 10.80円(税込)/ 1出品あたり
背景色 32.40円(税込)/ 1出品あたり
目立ちアイコン 21.60円(税込)/ 1出品あたり
贈答品アイコン 21.60円(税込)/ 1出品あたり

この有料オプションは利用時のみ発生します。

また、出品中で入札のある商品を途中で取り消したい場合には、出品取消システム利用料が発生します。

出品取消システム利用料:540円(税込)

配送サービス利用料

2018年10月より、出品商品の送料を「出品者負担」で設定の場合、全国一律料金で発送することができるようになりました。

  • ヤフネコ!ネコポス利用の場合、全国一律195円(税込)
  • ヤフネコ!宅急便コンパクト利用の場合、全国一律380円(税込)
  • ゆうパケット利用の場合、全国一律175円(税込)

発送物の大きさによっても送料は変わりますが、小さな出品アイテムであれば200円以下で発送が可能です。

参考サイト:https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2018/09/07b/

月額利用料

「Yahoo!プレミアム会員」の場合、月額利用料として498円(税込)が別途発生します。

ヤフオクで売れるもの

ヤフオクでは様々なアイテムがジャンル問わず出品されています。

ファッション、日用消耗品、家具家電、ブランド品から、大きな物では車やバイク、不動産まで。
売れ筋アイテムを出品すれば、それだけ落札率も高まります。

旬なアイテム


毎年、流行った物や話題になった物はさまざまありますが、そんな話題のアイテムもヤフオクでは売れ筋です。

例えば、その年発売された新型のiPhoneなどのスマホ機器、売り切れ続出の最新ゲーム機、廃盤が発表された馴染みのお菓子、引退や卒業などで話題になった芸能人関連グッズなど、その時貴重とされるアイテムは高確率で落札されます。

ヤフオクでは、年末を迎える時期にその年の「検索ランキング」を発表していますが、ランクインしているキーワードに関連するアイテムを見てみると、数多く入札され価格も高額になっている物がたくさん見受けられます。

以下はヤフオクより発表された検索ランキングの2018年度版と2017年度版です。

順位 2018年 2017年
1位 iPhone8 ニンテンドースイッチ
2位 インパクトドライバー ピザポテト
3位 安室奈美恵 ニンテンドースイッチ本体
4位 B’z ハンドスピナー
5位 デリカD:5 iPhone7
6位 エアマックス95 c-hr
7位 仮面ライダービルド カール
8位 スポットクーラー Xperia XZ
9位 WRX ポールマッカートニー
10位 大谷翔平 ユーリ!!! on ice

参考サイト:https://auctions.yahoo.co.jp/recommend/topics/20181130/1700/
参考サイト:https://auctions.yahoo.co.jp/recommend/topics/20171215/0000/

希少品やレア品

希少品、レア品、廃盤品、限定品などはジャンル問わず高値で落札されるケースが非常に多いです。

宝石、車、腕時計、美術品など、手に入りにくいモデルや貴重品は、コレクターにとって日々探し求められています。

ヤフオクでは魚類、虫類などの生き物も出品されており、稀に10万円を超える価格で落札される希少価値の高い生き物もあります。

ヤフオクで売るためのコツ

ただ商品写真を載せて出品するだけなら誰にでもできますが、その商品が必ずしも「売れる」とは限りません。

ヤフオクに出品する際には次の点に気を付けて出品してみてください。

商品写真


ネット上で商品の売買をするには、必要不可欠となる商品写真。
きちんとピントを合わせ、画質のキレイな商品写真を複数枚用意しましょう。

さまざまな角度から撮影した写真を掲載することで、商品の状態をしっかりと確認してもらえます。

商品に傷や汚れなどの不備がある場合には、その部分をピックアップした写真も掲載することも忘れずに!

不備な点をオープンにしておくことで、取引後のトラブルを事前に回避できますし、落札者もその不備な点を承知した上で買ってくれます。

終了時刻


一般的にインターネットを一番利用すると見られる時間帯は夜であり、中でもゆっくりネットを利用できるのは21時~23時の1日が終わる時間帯です。

そのため、出品アイテムの終了時間はなるべく遅めの時間帯に設定しておきましょう。

また、オークション形式のヤフオクは、設けられた期間内に落札を希望する入札者同士が競り合います。

終了時間5分前になると、商品落札を希望している人達によって、競り合いが一気に激しくなる場合も珍しくはないので、その点を踏まえても22時~23時台の終了時間が理想と言えます。

フリマアプリとの違い

ネットオークションの「ヤフオク」と、「ラクマ」「メルカリ」などのフリマアプリにはどのようなところに違いがあるのでしょうか。

似ているようで実は全然違う両者を比べてみました。

出品形式と出品終了期間

ヤフオクは、入札者により落札価格が変動する競り合い形式に対し、フリマアプリは即決価格にて早い物勝ちで購入できる売り切り形式です。

また、ヤフオクでは出品時に開催期間を設定するので、入札がいくつ入っても開催期間中は出品が継続されますが、開催期間が終わると入札があってもなくても出品終了となります。

その点フリマアプリでは出品に期限はありませんので、商品が売れるか自分から出品を取り下げるまで、無期限で出品され続けることとなります。

値下げ交渉

ヤフオクでは、落札希望者達による競り合いで価格が決定するため、基本的に値下げ交渉はありません。
入札者の中から一番高額を提示した人が落札することができます。

まだ使える物を安く購入できるフリマアプリの場合、値下げ交渉が行われることがよくあります。この値下げ交渉については必ず受ける必要はなく、出品者の気持ち次第で値下げに対応したりしなかったりとさまざまです。

ただし、フリマアプリでの値下げ交渉を断ると購入を諦められてしまう場合もあります。

まとめ

ヤフオクは、商品の競り合いによって落札価格が変動するので、落札価格が読めないワクワク感があります。

比較的手に入りやすい商品や日用消耗品の出品はヤフオクでも可能ですが、即決可能なフリマアプリの方で出品した方が無難です。

ヤフオクに出品する商品として相性がいいのは、限定品、レア品、廃盤品などの希少価値の高いアイテム。
求める人が多ければ多い商品ほど、入札数は増え、入札価格も跳ね上がりやすいです。

そのため、貴重品はヤフオク、日用品はフリマアプリで出品するのがオススメと言えます。

ヤフオク:https://auctions.yahoo.co.jp/