副業をするにあたって考えられるリスクや注意点とは?

副業のリスクとは?

今の生活を少しでも豊かにするために副業をしてみたいと思う人は少なくないと思います。
そこで副業をするにあたってリスクはあるのか?という点は気になるところ。

もちろん副業をすることによって収入が増えたりスキルがアップしたりとメリットはたくさんありますが、それに代わって出てくるリスクもある程度知っておく必要があります。

特に本業に影響を与えてしまうようなマイナス点があることも知っておきましょう。

ここでは副業をするにあたって考えられるリスクを紹介したいと思います。

自身に負担がかかるリスク

副業をすることによって少なからず自分自身に負担はかかります。
そこを理解せずに行ってしまうと本業にも影響が出てきてしまう可能性があるため注意しましょう。

基本的には以下の3つが自身にかかる負担です。

  • プライベートの時間が減る
  • 精神面での疲れ
  • 体力的な疲れ

プライベートの時間が減る

テレビゲームをする
これは私自身も経験した負担ですが、副業を行うにあたってプライベートな時間は犠牲にしなければいけません。

1日は24時間と限られています。
その1日の中でのメインは本業と睡眠時間かと思いますが、それ以外の時間となると本来プライベートで娯楽などを楽しめるはずの時間です。

テレビを観る、本を読む、ゲームをするといった娯楽の時間や、食事に行く、飲みに行くといったプライベートな時間を削らなければいけないのは確かです。
家族持ちの人は家族サービスする時間も減ります。

もちろん稼ぎたい副業の額によってはそこまで無理をする必要はありませんが、副業で大きく稼ごうとすればするほど自身のプライベートな時間は投資しなければいけません。

副業を伸ばし、本業にした人の中には睡眠時間を削って副業に取り組んだ人も多いです。

精神面での疲れ

副業をすることによって精神面での疲れも負担になります。

副業の種類によっては必ず報酬が得られるものではない職種もあり、なかなか成果に結びつかない場合ストレスとなって精神面での疲れが出てきます。

特に少なからず初期投資が発生する副業の場合はそういったストレスが起きやすい傾向が高いです。

また、プライベートな時間を削ったことにより、リフレッシュする時間が無くなってストレスを溜めてしまうというケースも非常に多いです。

そうなると本業にも影響が出てしまい、悪循環に陥る可能性があるのでストレスの溜めすぎには注意しましょう。

体力的な疲れ

副業をこなすという作業が発生するため、少なからず体力的な疲れもあります。
精神面が疲れている場合は体力的な疲れにも比例することが殆どです。

プライベートな時間よりも睡眠時間を削って副業をする人もいますが、そういった方も体力的な疲れを溜めやすい傾向があります。

体力的に疲れが溜まってきてしまうと、免疫が落ちて体調を崩しやすくなるといったこともあるため、休む時はしっかり休むことも重要です。

自身の周りで起こるリスク

副業をすることによって自身の周りで起こるリスクもあります。
これは必ずしも起こるリスクではありませんが、事前に確認しておくことでリスクヘッジすることが可能です。

自身の周りで起こるリスクは以下のようなことです。

  • 就業規則で副業禁止になっている
  • 副業禁止ではないが会社や同僚にバレる
  • 悪質な情報教材などの詐欺にあう
  • 法的なリスク

就業規則で副業禁止になっている

就業規則で副業禁止になっている場合は基本的に副業をしてはいけません。
これは会社ごとによって定められているものなので、事前に探りを入れておく必要があります。

ただし、年々副業に関する考え方は変わってきており、2018年1月には厚生労働省も副業に関するガイドラインを発表しています。

とはいえ、まだまだすべての会社が許されているわけではないため、副業がバレた場合には減給といった処分が下される可能性もゼロではないです。
本業の就業規則に関しては副業をする前に一度チェックしておきましょう。

副業禁止ではないが会社や同僚にバレる

副業がバレること自体はそこまで問題ではないかもしれませんが、副業で稼げていることを知った場合に人間関係などが面倒になるケースもあるようです。

もちろんこれは人間性にもよりますが、
「会社辞めてそっちを本業にしたら?」
「副業で稼げているだったらおごってよ」
などと言ってくる人も。

極力信頼できる人以外には副業をしていることは話さない方がいいのかもしれません。

また、副業禁止ではなくても会社にバレるといろいろと面倒な場合もあります。
禁止ではない場合も極力内緒で副業をする方が安全と言えます。

悪質な情報教材などの詐欺にあう

悪徳業者確かにインターネットビジネスは方法によって稼げますが、それに伴う悪質な情報教材も非常に多いです。
特に初心者の方やなかなか成果が出ない人などは情報教材を購入する傾向が高いです。

情報教材がすべて悪質なわけではないですが、甘いキャッチコピーなどには惑わされないように注意しましょう。

「簡単作業で1日〇万円!」
「スマホを操作するだけで月収〇〇万円稼げます!」
などという美味しい話は基本ありません。
そういったキャッチコピーを書いている情報教材は購入しないことをおすすめします。

法的なリスク

副業の種類にもよりますが、ネットビジネスは法的に違法となる行為を知らずに行ってしまう時もあります。

例えばブログなどの場合勝手に芸能人や有名人の画像を使ってしまうといったケースが多いです。
著作権や肖像権といった法的なリスクがあることをしっかり理解しておきましょう。

勝手に画像を使用してしまい、損害賠償を請求されるケースも少なくありません。

お金に関するリスク

基本的に稼ぐために始める副業なのであまりお金に関するリスクは無いように思えますが、多少なりとお金に関するリスクもあります。

収入を上げることが目的なはずですが、思わず損失を生んでしまう可能性もあるため注意しましょう。

お金に関するリスクは以下の通りです。

  • 副業への初期投資
  • 確定申告漏れによる課税徴収

副業への初期投資

行う副業によっては初期投資が必要な場合があります。

例えばネットビジネスであればインターネット環境・パソコンは必要になってきます。
既にお持ちの人であれば問題ないですが、これから揃えるという人であればそれも初期投資です。

また、ブログやサイト作成を行う人であればドメインを取得したり、レンタルサーバーを借りるといった行為も初期投資になります。

副業の種類によっては必ずしも報酬が貰えるわけではないものあるため、仮に報酬が発生しなかった場合は初期投資を回収することができないというケースもあります。

ちなみに情報教材を購入するといったことも同様です。
投資をする場合はその必要性をしっかり考えて行うようにしましょう。

確定申告漏れによる追徴課税

副業としての収入(雑所得)が年間で20万円を超える場合は確定申告を行わなければいけません。

確定申告が必要な方:給与を1か所から受けていて、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円を超える
参考文献:確定申告が必要な方(国税庁)

確定申告をしなかった場合は追徴課税が来ます。
せっかく副業で稼いでも、余計な税金を払わなければいけなくなってしまう可能性があるため、確定申告はしっかり行いましょう。

まとめ

副業をするにあたってのリスクを紹介しました。
意外と見落としがちなものもあるので、事前にリスクヘッジをすることは大切だと思います。

ただ、それにばかり捉えられて副業をするモチベーションが落ちてしまっては意味がありません。

副業を成功させるにはある程度の勢いも重要なので、その辺のバランスはうまくとっていく必要があります。