「クラウドソーシングってそもそも何をするところ?」
という方はまだまだ多いと思います。
クラウドソーシングとはインターネットを通じて、企業と個人や個人と個人が業務委託をするサービスです。
通常、個人(フリーランスや個人事業の方)が仕事を見つける場合、営業をしなくてはいけませんがクラウドソーシングはその役割を果たしてくれます。
しかし、クラウドソーシングにはもちろんメリットデメリットがあるため、注意しておかなければいけないこともあります。
また、クラウドソーシングには現在様々なサイトが登場しているため、ここでは代表的なクラウドソーシングサイトなども紹介します。
目次
未経験でもクラウドソーシングでできるおすすめ業種
企業と個人、または個人と個人が業務委託できるのがクラウドソーシングですが、クラウドソーシングには大まかに依頼できる業種が決まっています。
そのため、クラウドソーシングを利用して副業する場合は自分ができそうな業種を選択することが必要です。
主にクラウドソーシングで募集が多く、未経験でもできそうな業種は以下のようなものです。
文章作成・ライティング
テーマやキーワードなどのお題に沿ってライティング(記事作成)をするお仕事です。
コラムやハウツー記事などを作成するようなイメージです。
依頼者によって記事の書き方へのこだわりが違うため、指示のうまい依頼者に当たれば仕事もしやすいです。
反対に指示の下手な依頼者に当たってしまうと、記事が完成するまでに苦労するケースもあります。
未経験でもできるため、おすすめの業種ではありますが、最初はある程度慣れが必要です。
慣れて記事作成が高いクオリティでできるようになると、依頼者がリピートしてくれるため単価も上げてくれやすく、副業としても高額になってきます。
口コミ・体験談
指定された商品などの口コミや体験談を投稿する仕事で、基本は文章作成・ライティングと同じです。
ただし、口コミや体験談は記事作成のような“調べて書く”という一手間がないため、割りと単価は安めに設定されていることが殆どです。
その代わり、ブログのような感想文でも問題ない案件が多いため、書きやすいというメリットがあります。
文法などもそこまで厳しくないことが多く、ある程度直感的にできる仕事です。
その商品などの一次情報を持っていないと口コミや体験談を書くのは難しいです。
しかし、体験・使ったことが無くても、文章力があればあたかも使ったように書ける人もいます。
アンケート・質問回答
こちらも口コミや体験談と似ていますが、それよりも難易度が低く初心者でもやりやすい仕事です。
口コミや体験談は200~300文字ほど(※案件による)の文章を要求されることが多いですが、アンケートや質問回答はそこまでの制限もなく、回答すれば終わる案件もあります。
空いた時間でもこなしやすく、お小遣い稼ぎにしやすい業種です。
しかし、その分単価が安いのがネック。
ある程度まとまったお小遣いにするには数をこなす必要があります。
簡単作業だけどおすすめできない業種
サイト内では「カンタン作業」のような項目になっていますが、あまりオススメできない業種もあります。
作業名だけに惑わされず、内容をしっかり確認しないとなかなか仕事が完了するのに時間がかかってしまう時もあるため注意しましょう。
データ入力
代表的な業種はデータ入力です。
もちろん、案件によるためすべてがおすすめできないわけではありません。
主な作業内容としては棚卸サイトから商品名や商品画像、説明文などを引っ張ってきて入力するというようなイメージです。
作業としては単純ですが、案件によっては翻訳ソフトを使用したり、画像加工ソフトを使用しなければいけな場合もあるため注意しましょう。
クラウドソーシングのやり方・始め方
クラウドソーシングのやり方は単純で、クラウドソーシングのサイトに登録し、仕事を探すという流れになります。
基本的にクラウドソーシングは登録無料となっていて、料金が発生することはまずありません。
クラウドソーシングのサイトを探す
まずは仕事を探す(登録する)クラウドソーシングのサイトを選びます。
慣れるうちは1つのサイトに絞って探すのもありですが、クラウドソーシングのサイトによって案件の数に違いがあるため、数個登録しておくと仕事が見つけやすくなります。
クラウドソーシングは現在様々なサイトが登場し、それぞれ特徴を持っています。
知名度が高い大手サイトを選ぶメリットデメリットもあるため、こちらも事前にチェックしておきましょう。
- 仕事の案件が多い
- 安全性が高い
- サポートがあるサイトもある
- 利用者も多いため案件によっては応募しても受かりにくい
- 手数料が高いサイトもある
無料登録する
登録したいクラウドソーシングのサイトが決まったら登録をします。
上記でも解説した通り、クラウドソーシングへの登録は無料でできます。
登録をするとプロフィールを作ることになります。
このプロフィールを充実させておかないと、仕事に応募した時の採用率に影響してしまう可能性があるため、記載できるプロフィールはしっかり書いておきましょう!
仕事として報酬の受取をするため登録事項は本名を入力しますが、クラウドソーシングで先方とやり取りする際はペンネームで行うため、クラウドソーシング上に本名が公開されることはありません。
仕事に応募する・仕事を受注する
登録してプロフィールなどの入力も完了したらやりたい仕事を探します。
仕事のジャンルも基本的にカテゴライズされているため、カテゴリから自分がやってみたい仕事に応募します。
仕事の詳細には「未経験でも可」「経験者のみ」といった応募要項の記載があるため、そちらをしっかり確認して応募するようにしましょう!
初心者であれば比較的簡単な作業からこなしていくことをオススメします。
ちなみにクラウドソーシングの仕事には「タスク形式」・「プロジェクト方式」・「コンペ式」という形に分かれている場合が多いです。
手数料を引いた報酬額を受け取る
仕事が完了したら報酬を受け取るわけですが、基本的にはシステム手数料を引かれた報酬額となります。
手数料の額はクラウドソーシングのサイトによって違いますが、基本は10~20%となっているため、報酬額が大きくなればなるほど手数料も高くなります。
単純に掲載されている報酬額がもらえるわけではないので注意しておきましょう。
手数料はクラウドソーシングのサイトを決める際に確認しておくことをオススメします。
クラウドソーシングで副業するメリット
クラウドソーシングでの副業は国も推奨している働き方です。
メリットは様々なことが挙げられますが、以下の内容が主なメリットです。
- 自宅やカフェなどで仕事ができる
- 続ければ仕事の単価が高くなる
- 独立のキッカケになることもある
自宅やカフェなどで仕事ができる
場所を選ばず在宅やカフェといったところで仕事ができるのが大きな魅力です。
中には通勤時の電車の中でパソコンを開き仕事をしている人もいます。
空いた時間などを上手に使うことができます。
続ければ仕事の単価が高くなる
デザインやプログラミングといった特殊なスキルがなく、誰でもできる仕事の場合は報酬単価もそれほど高くない案件が多いです。
しかし、コツコツと続けていくことでスキルもついて大きな仕事につながっていくこともあります。
独立のキッカケになることもある
依頼主から仕事ぶりを評価されることで継続的に依頼されることがあります。
その延長で企業から業務委託を受け、独立するキッカケになる人もいます。
仕事や案件を受注するコツ
クラウドソーシングは利用者が多いため、案件によっては倍率が高くなかなか受注できないことも少なくありません。
そこで初心者でも案件を受注するコツは以下の通りです。
- プロフィールの充実
- 信頼を得るまでは報酬にこだわらない
- 作業する+α
プロフィールの充実
プロフィール欄を充実させるのが基本中の基本です。
本来はコツとして書かなくてもよいくらいなのですが、未だにクラウドソーシングのプロフィール欄が空欄のまま応募する人もいます。
クラウドソーシングは顔を合わせずに仕事を進めるため、発注者側としてはやはりできるだけどんな経験があってどんなスキルを持っているのかというのは知っておくと安心でもあります。
信頼を得るまでは報酬額にこだわらない
「単価が低いから応募しない」は機会損失の可能性もあります。
発注者側も最初から信頼できない人には高い単価を出したくないというのが基本だと思います。
特に初心者であれば、まずは単価が低くてもとにかく受注して信頼を得ていくことが大切。
信頼を得て気に入ってもらえると“リピート”してくれる可能性も高まります。
リピートして貰える場合は単価を上げる交渉もしやすくなるので、まずは報酬額にこだわらず、自分の広告費を含んでいるというようなイメージで低い単価も受注していきましょう。
ただし、稀に悪質なクライアントも存在します。
特に激安の単価で募集をかけているクライアントなどは最初から相手にしないことをおすすめします。
作業する+α
上記でリピートして貰えることが大切と解説しましたが、そのリピートをして貰えるコツが「作業+α」の部分です。
確かに発注者としては作業をしてもらえれば良いわけですが、気に入って貰うためには発注者が望むこと以上のことをすることだと思います。
例えば
「納期は月末と聞いていましたが完了しましたので一週間早く納品します」
というようにやる気を見せることもポイントの1つです。
人気のクラウドソーシングサイト
クラウドワークス
株式会社クラウドワークスが運営する業界でもトップクラスの知名度を誇るクラウドソーシングサイトです。仕事のカテゴリも様々で、クライアントも多いため案件も豊富にあります。報酬額も大小様々な案件があり、ベテランから初心者までが利用できる大手サイトです。
ランサーズ
クラウドワークスと並び、クラウドソーシングサイトのトップクラスの規模を誇るのがこのランサーズ。フリーランストータルサポートという個人事業者向けのサービスも実施しているため、プロフェッショナルな方の利用者も多いです。もちろん初心者向け案件も充実。
シュフティ
株式会社うるるが運営するクラウドソーシングサイト「シュフティ」。そのネーミングの通り主婦向けに作られたサービスです。アンケートや体験談などの案件も多く、クラウドワークスなどに比べると初心者向け。ちなみに主婦じゃなくても利用可能です。
Job-Hub
株式会社Job-Hubが運営するクラウドソーシングサイト。クラウドワークスやランサーズなどと比べると若干案件数は落ちますが、初心者でも取り組みやすいレベルの案件も多いです。そして何よりJob-Hubはシステム手数料が無料というのも非常に魅力的です。
shinobiライティング
CROCO株式会社が運営するライティングに特化したクラウドソーシングサイト「shinobiライティング」。登録して記事作成案件を発見したらすぐ仕事に取り掛かれるため、自分の作業量次第で報酬は増えます。やりたいジャンルだけ選べるのもポイントです。
サグーワークス
こちらもshinobiライティングと同様にライティングに特化した株式会社ウィルゲートが運営するクラウドソーシングサイト。プラチナライターテストという試験に合格すればさらに高い単価の案件に取り組むことができるため、ライティングに慣れてきた人にもオススメです。
自分の得意を販売できるサイト
一般的なクラウドソーシングサイトでは「作業してほしい側が募集をかける」という流れですが、その流れとは逆で「作業できる人がそのスキルを販売する」サイトもあります。
ココナラ
「知識・スキル・経験」など、みんなの得意を気軽に売り買いできるスキルのフリーマーケット。記事作成・動画編集・イラスト作成などクリエイティブなスキルから占い・恋愛相談といったスキルまで販売することができます。
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